地球資源システム工学科

世界で地球規模の問題に取り組む

地球資源システム工学科地球資源システム工学科は、私たちの豊かな生活を支えている地球の資源・エネルギーに関する様々な課題に取り組んでいます。石油・天然ガス・鉱物・地熱など、私たちの暮らしに不可欠なエネルギー資源や、素材の原料となる地下資源の探査・開発・採掘・分離回収のほか、防災、リサイクルなどの研究を実施しています。またCO2の削減に向けたCO2地中貯留の研究、メタンハイドレートや海底熱水鉱床(レアメタル)といった新しい資源エネルギーの獲得に向けた研究、さらには地球を飛び出して、月や火星といった宇宙空間での資源探査・開発に向けた研究も実施しています。

地球資源システム工学科当学科では資源・エネルギーの探査から開発、利用、修復といった一連の資源開発プロセスをカバーできるように研究室が配置されており、資源・エネルギーに関する専門的な知識を幅広く身につけることができます。3年次には国内外の関連企業でインターンシップが予定されており、フィールドワークを通して資源・エネルギーに関する技術を体験することができます。研究室では日常的に多くの留学生と関わり、議論しながら卒業研究に取り組みます。幅広い学問分野を扱うことから、専門性を深めるためには自発的・主体的な学習姿勢が欠かせません。当学科で挑戦を続ける学生には、世界での活躍への扉が常に開かれています。

先輩インタビュー

学生写真

2017年
地球環境工学科
地球システム工学コース 卒業
2019年
工学府 地球資源システム工学専攻
博士後期課程 入学
名前
甲南高校(鹿児島県)出身

Q1 あなたがこの分野を選んだ理由をお聞かせください。

クリーンエネルギーに興味があり、地熱発電に携わりたいと思い地球システム工学コースを選択しました。私たちの生活に必要不可欠な資源・エネルギーについて多岐に渡る専門分野の知識を学べることも選択理由の一つです。これは単に地熱発電といっても地球熱力学、化学、物理探査学等の多くの技術が使われており、これらの分野を専門的に学ぶことができると考え地球システム工学コースを選択しました。

Q2 この分野を選んで良かったことをお聞かせください。

この分野を選んで良かったとは、私たちが日常生活で使う資源・エネルギーを安全に安定して供給するための工夫やその難しさをしれたことです。地球の内部で長い年月をかけて生成された資源をいかに効率よく採取するかや、CO2削減のためにできること、見えない地下をどう可視化するか、いかに掘削するかなど様々な角度から私たちの生活に必要な資源について考えることができました。

Q3 この学科を目指す受験生・高校生へのメッセージをお願いします。

地球にはまだまだ明らかになっていないことがたくさんあります。高層ビルや地下鉄などが発達して、何もかもわかっているかと思っていましたが、実は地表から数m地下のことはほとんど分かっていません。この分野では分からないことだらけの地球を相手に様々な角度から勉強することができます。私たちが日頃から手にしているプラスチック製品には石油が必要です。その石油を生産するためには数km地下の情報をできるだけ正確に理解する必要があります。数m地下でさえも見ることが難しいですが、さらに100~1000倍の深さをどうやって可視化するか。まだ誰も分からない領域を研究することができることもこの分野の面白いところだと思います。そして私たちの研究が日々の生活に直結することもこの分野のやり甲斐のあるところだと思います。
また、この分野を選んで、最先端の研究を行うことができました。具体的には、地球内部をモニタリングする研究を行いましたが、熊本地震と阿蘇山の一連の活動を捉えることに成功しました。現在は、博士課程の学生ですが、産業技術総合研究所の研究者としても研究を行なっています。