研究施設紹介

研究施設・設備[学科別]

物質科学工学科

物質科学工学科では各分野の最先端研究を進めるために多くの研究機器を保有しています。これらの研究機器の多くは一定の講習を受けた後に実際に自分たちで操作できるようになります。最先端研究機器に触れることのできる機会は非常に重要です。

高温酸化物および金属融体の物理化学的性質の評価装置群科
高温酸化物および金属融体の物理化学的性質の評価装置群

(写真提供:材料科学工学コース 中島研究室)

高温(〜1,600℃)で溶融した酸化物や金属の粘性,密度,表面張力といった基本的な物性値は,金属やセラミックス,半導体といった無機材料の製造プロセスを最適化する上で必要不可欠なデータベースとなります.これらの測定装置群を有している学科は世界的にも稀有であり,常に最新のデータを発信し続けています.(写真提供:材料科学工学コース 中島研究室)

有機ELデバイスを作成するための蒸着装置
有機ELデバイスを作成するための蒸着装置

(写真提供:応用化学コース機能物質化学クラス 安達研究室)

有機チャンバーと金属チャンバーからなり、スパッタ装置環を真空搬送することで、多層構造のデバイスの作成が可能です。最終的にはグローブボックスにデバイスを取り出して、封止することで、一切大気に曝すことなく、デバイスを作成します。(写真提供:応用化学コース機能物質化学クラス 安達研究室)

有害物質処理装置として期待される多相交流アークプラズマ発生装置
有害物質処理装置として期待される多相交流アークプラズマ発生装置

(写真提供:化学プロセス・生命工学コース)

地球環境工学科

河川模型[建設都市工学コース]
河川模型 景観水理模型実験

景観水理模型実験

景観検討と水の流れの検討を同時に行うことができます。災害復旧に伴う河川改修事業において、改修事業の効果の事前検証やより良い改修案の検討に用います。ビジュアルにわかりやすいため、研究者のみでなく市民の方々へも、しっかりと改修案の効果や影響について事前に確認してもらうことが可能です。実際に、写真の模型は改修事業対象河川の近くに住む方々との、改修案に対する合意形成に大きく役立ちました。

高速回流水槽・船舶運動性能試験水槽[船舶海洋システム工学コース]
高速回流水槽・船舶運動性能試験水槽

高速回流水槽(上)
船舶運動性能試験水槽(下)

高速回流水槽(長さ約21m、幅約3m、高さ約7m)は,物体まわりの流場および物体に働く流体力の計測を行うための実験設備であり、高速船の研究にも対応可能な国内最高レベルの流速3.3m/secの流れを発生することができます。また,船舶運動性能試験水槽は、水槽本体(長さ38.8m、幅24.4m、水深2m)と模型曳引車、造波装置によって構成され、運動中の浮体に作用する流体力の計測や、波浪中における浮体の運動の計測を行うことが可能です。

絶対重力計[地球システム工学コース]
米国Micro-g LaCoste A10絶対重力計

米国Micro-g LaCoste
A10絶対重力計

重力加速度の絶対値を測定する計測器です。重力の強弱の分布や重力の経時変化から、地下構造や地熱貯留層内の熱水の挙動を推定することができます。写真右側の黄色い円筒の上半分の部分に内部が真空の筒が備え付けられていて、その中で物体を自由落下させて加速度を測定しています。写真左側の黄色いボックスがコントロール部で、その上に置いたラップトップPCで操作しています。この絶対重力計はバッテリー駆動が可能で屋外でも測定作業ができます。このタイプの絶対重力計は現在日本にはこの1台しかありません。

エネルギー科学科

FFAG・超高圧電子顕微鏡・放射光施設
エネルギー科学科の研究施設

(左上)FFAG(固定磁場強収束型)
(左下)放射光九大ビームライン
(右)超高圧電子顕微鏡

エネルギー科学科においては、特色ある設備を用いた研究教育を行っている。例えば、FFAG(固定磁場強収束型)陽子加速器は、日本の独自技術で開発された加速器であり、短時間で高エネルギーの陽子ビームを生み出すことができ、核データや医療応用に関する研究に利用されている。放射光施設や超高圧電子顕微鏡(写真提供:九州大学広報室)においては、物質の原子サイズの極微の構造や元素組成、化学状態を調べる道具を提供している。

機械航空工学科

水素ステーション[機械工学コース]
水素ステーション

水素ステーション

九州大学水素ステーションは,伊都キャンパス内に設置された水電界方式の水素ステーションです。福岡県が推進する「水素ハイウェイ」の西の水素供給拠点として2009年9月に運転を開始しました。この水素ステーションが活用され,太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーとのマッチングを目指した研究が展開されています。

風レンズ風車[機械工学コース]
風レンズ風車

風レンズ風車

自然エネルギーの利用によるクリーンな社会作りへの貢献のの一環として,風力エネルギーの利用方法を研究開発し「風レンズ技術」「レンズ風車」とい新たな技術が生み出されています。従来の3〜5倍の発電量を達成するレンズ風車は大型化や洋上風力発電への利用 などが期待されています。

無人航空機[航空宇宙工学コース]
無人航空機

科学観測に活躍する無人航空機

[写真上]飛行力学研究室と福岡大学が共同開発した無人航空機は,航空機としては世界で初めて南極上空の高度22kmからエアロゾルのサンプルを持ち帰ることに成功しました。

[写真下]飛行力学研究室と国立極地研究所が共同開発した無人航空機は,南極リビングストン島から飛行距離300kmの磁場探査飛行を実施し,デセプション島上空の世界初の磁場データを取得しました。

低騒音風洞実験施設[航空宇宙工学コース]
低騒音風洞実験施設

低騒音風洞実験施設

航空機や宇宙往還機の空気力学的研究において、機体に作用する空気力や気流の状態の計測や基礎的な流体現象を把握するために用いられる低速風洞です。低騒音性能を有する第1測定部においては、最大風速60m/s、暗騒音レベル65dB(A)(40m/s時)という大学に設置される教育研究用風洞としては他に類を見ない高性能を有しています。また、3.5m×3.5mの断面を有する第2測定部においては、大型の模型を使った実験が可能となっています。

超高速風洞実験施設[航空宇宙工学コース]
超高速風洞実験施設

超音速風洞(上)
遷音速フラッタ風洞(下)

超音速旅客機やロケット、宇宙往還機などの高速飛行体の空気力学的研究を行うにおいて、機体に作用する空気力や気流の状態の計測、また、基礎的な高速流体力学現象を研究するために用いられる実験施設です。最大マッハ数3.5の気流を発生できる超音速風洞と、マッハ数0.4~1.3が実験可能な遷音速フラッタ風洞で、国内の大学における教育研究用風洞としては有数の能力を誇っています。

関連研究施設

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