エネルギー量子工学専攻

教育目標

エネルギー量子工学専攻地球規模のエネルギー・環境問題は様々な現象が複雑に関連して生じる複合問題であり,その解決にあたっては多くの専門分野を融合し新しい科学技術領域を開拓することが必要です。本専攻の理念は「広い視野と長期的展望をもってこれらの課題に挑戦するとともに新しい科学技術領域の開拓を志向する技術者・研究者の養成」です。エネルギー・環境に関する様々な現象を,量子論を基礎とした微視的観点から明らかにするとともに,ミクロ現象とマクロ特性を繋ぐ学理を双方向から追究するための基礎研究・教育を行うことにより,様々な複合問題に対する多次元的な幅広い思考能力,柔軟な精神,並びに国際性を持つ人材を育成します。特に核エネルギーや新エネルギー利用の新しい方式,量子線の発生・計測及び利用の原理,エネルギー利用及び環境保全のための先進的機能材料,多様な機能物質及び種々の複合システムの物性とその発現機構,等に重点をおいた教育を行います。

アドミッションポリシー

わが国は世界有数の工業国となりましたが,その副産物として2つの深刻な問題が発生しました。1つは,エネルギー問題です。わが国は現在世界有数のエネルギー消費国となっていますが,その殆どが海外から輸入された石油等により賄われているのが現状です。現在石油代替エネルギー源として最も有力視されているのが原子力エネルギーです。もう1つは,環境問題です。戦後のわが国の急速な工業化は,様々の公害問題を引き起こし大きな社会問題となりました。これら現代の大きな社会問題の解決の為には,多くの科学技術分野に及ぶ広い知識を持った技術者や研究者が嘱望されていますが,私たちエネルギー量子工学専攻では,上に述べた諸問題を多角的見地から解決できる人材育成を目指して,核エネルギーシステム学,原子核・量子線工学,エネルギー物質科学,応用物理学の各大講座において研究教育を行っています。

専攻の概要

エネルギー量子工学専攻エネルギー量子工学専攻

量子(quantum)とは,非連続的なとびとびの値で表される物理量の最小単位であり,物質の根源である原子,電子,原子核,素粒子等の挙動を支配する普遍的な基本概念です。この概念を基に様々な現象を解明する量子論は,20世紀初頭にプランクが提唱した量子仮説を基に,アインシュタイン,ボーア,ハイゼンベルグを始めとする多くの科学者が発展させて来た新しい学問体系です。本専攻の特徴は,この量子という根源的・普遍的な観点から,地球規模のエネルギー・環境問題を取扱い,その工学的な解決を見いだして行くことにあります。

一方,地球規模のエネルギー・環境問題は様々な現象が複雑に関連して生じる複合問題であり,その解決には多くの専門分野を融合し新しい科学技術領域を開拓することが必要です。本専攻の理念は「広い視野と長期的展望をもってこれらの課題に挑戦するとともに新しい科学技術領域の開拓を志向する技術者・研究者の養成」です。この理念のもと原子力エネルギー工学,量子線工学,環境工学,先端物理学工学の立場からの教育・研究を行っております。エネルギー・環境に関する様々な現象を,量子論を基礎とした微視的観点から明らかにすることで,ミクロ現象とマクロ特性を繋ぐ学理を双方向から追究する教育・研究を実施し,様々な複合問題に対して多次元的で幅広い思考能力,柔軟な精神,並びに国際性を持つ人材を育成します。

教育・研究分野

  • 原子核・量子線工学
  • 核エネルギーシステム学
  • エネルギー物質科学
  • 応用物理学

シラバス

エネルギー量子工学専攻で開講されている全講義のシラバスは,下記サイトをご覧ください。