九州大学では、2000年4月の全学大学院重点化の完了とともに、全国初となる「学府・研究院制度」を設けました。これは、大学院の教育研究組織である「研究科」を、大学院の教育組織としての「学府」(Graduate School)と教員の所属する研究組織である「研究院」(Faculty)とに分離して、相互の柔軟な連携を図るものです。
工学部及び工学府は、これまでも、日本の発展を牽引してきた「ものづくり」の中核を担う専門性・学際性・国際性・先導性を合わせ持つ工学系人材の育成に取り組んできました。しかし、近年の社会を取り巻く様々な環境変化や諸課題に対応するには、 体系化された専門分野を確固とした基盤に持ちながらもより複眼的な視点で専門分野を捉える先鋭的で優秀な工学系人材の育成が求められています。このような状況を踏まえ、九州大学工学部及び工学系学府では、学部から大学院修士課程までの6年間の連続性に配慮した学士・修士6年一貫型教育を実現し、より高度な専門的知識の獲得と専門分野の枠の拡大を目指すため、 2021年4月に、工学部及び大学院工学府を再編しました。
工学部は、 従来の6学科を12学科に再編し、 大学院工学研究院、大学院人間環境学研究院、大学院システム情報科学研究院、大学院総合理工学研究院を中心とした様々な専門分野の教員が教育を担当しています。
大学院工学府は、従来の13専攻を11専攻に再編し、大学院工学研究院を中心とした様々な専門分野の教員が教育を担当しています。
[2021年4月~]
専攻 |
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材料工学専攻 応用化学専攻 化学工学専攻 機械工学専攻 水素エネルギーシステム専攻 航空宇宙工学専攻 量子物理工学専攻 船舶海洋工学専攻 地球資源システム工学専攻 共同資源工学専攻 土木工学専攻 |
[~2021年3月]
物質科学工学専攻群 |
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物質創造工学専攻 物質プロセス工学専攻 材料物性工学専攻 化学システム工学専攻 |
地球環境工学専攻群 |
建設システム工学専攻 都市環境システム工学専攻 海洋システム工学専攻 地球資源システム工学専攻 共同資源工学専攻 エネルギー量子工学専攻 |
機械航空工学専攻群 |
機械工学専攻 水素エネルギーシステム専攻 航空宇宙工学専攻 |