ダブルディグリープログラムは、学生が二つの異なる大学(母校と他大学)で学ぶことができる教育プログラムです。ダブルディグリーによる留学と通常の学位留学の違いは、ダブルディグリープログラムでは、学生は母校に在籍しながら他大学にも同時に在籍し同時に二つの大学から学位(通常の留学で得られる学位と同じです)が取得できる点にあります。それぞれの大学で別々に学位を取得する場合に比べて、必要とする時間が通常大幅に短縮できます。
加えて通常の留学と大きく異なるのは、留学先の指導教員と母校での指導教員の間に密接な連携関係があることです。このため通常の学位留学の場合のように、留学先の様子がよくわからないままに留学した結果、ミスマッチが生じたり、問題を相談できずに一人で悩む、などの心配はありません。
※ルンド大学とのダブルディグリー・プログラムは終了しました。
バンドン工科大学の講義室でクラスメイトと写真を撮るDDP九大生(中央)
バンドン工科大学の修士課程は九大と同様2年間であり、1セメスターあたり46時間の学習により1単位が認定されるなど、九大とほぼ同様の単位制度(九大は45時間で1単位)を採用しています。そのため、両大学間の単位互換もしやすく、ダブルディグリー生は留学先で講義の履修だけでなく、受け入れ教員の指導の下での研究活動にも十分な時間を充てることができます。また、バンドン工科大学は2月~6月と9月~1月の2セメスター制が採用されており、九大生は修士課程1年次の夏学期終了後の8月下旬に渡航します。約1年間の留学期間中に、修士論文を除く修了要件(30単位以上)を満たして帰国します。修士課程の3年目に英語で作成した修士論文を両大学に提出し、それぞれで試問を受けた後、両大学から修士号が授与されます。
2014年からこれまでに3名の九大生ならびに5名のバンドン工科大学の学生が本プログラムに参加して両大学から修士号を授与されています。
インドネシアでバンドン工科大学の大学院生達とフィールド実習に参加するDDP九大生(前列中央3名)
バンドン工科大学卒業式で受入教員のSyafrizal先生と記念撮影するDDP九大生
石井 琢真さん
工学府地球資源システム工学専攻1年
派遣期間:2023年8月~2024年7月
インドネシアでの生活は、言語の違いや異なる文化、考え方の違いに戸惑うこともありますが、これらの経験は日本では得られないものであり、留学の意義を深く感じています。わからないことや慣れないことに直面した時には、友人や先生、大家さんなどの助けを借りながら、充実した生活を送っています。
週末には、友達が運転する原付の後ろに乗って自然豊かな景色を見に行ったり、ご飯を食べに行ったり、買い物をしたり、フットサルを楽しんだりしています。
また、インドネシアの人々は非常に優しく、初めての海外経験がここで良かったと感じています。
●お問い合わせ先
地球資源システム工学部門事務室:office(at-mark)mine.kyushu-u.ac.jp
※(at-mark)を「@」に置き換えてください。
九大の卒業式で学位記を授与されたガジャマダ大学DDP生(2019年9月)
ガジャマダ大学の修士課程は九大と同様2年間であり、1セメスターあたり46時間の学習により1単位が認定されるなど、九大とほぼ同様の単位制度(九大は45時間で1単位)を採用しています。そのため、両大学間の単位互換もしやすく、ダブルディグリー生は留学先で講義の履修だけでなく、受け入れ教員の指導の下での研究活動にも十分な時間を充てることができます。また、ガジャマダ大学は2月~6月と9月~1月の2セメスター制が採用されており、九大生は修士課程1年次の夏学期終了後の8月下旬に渡航します。約1年間の留学期間中に、修士論文を除く修了要件(30単位以上)を満たして帰国します。修士課程の3年目に英語で作成した修士論文を両大学に提出し、それぞれで試問を受けた後、両大学から修士号が授与されます。
本ダブルディグリー協定は2015年に締結され、翌2016年から派遣・受入が開始されました。これまでに九大からの派遣はないものの、ガジャマダ大学からは6名の学生を本プログラムにより受け入れており、そのすべての学生が両大学から修士号を授与されています。
ガジャマダ大学とのダブルディグリープログラムにおける履修スケジュール(九大生の場合)
●お問い合わせ先
地球資源システム工学部門事務室:office(at-mark)mine.kyushu-u.ac.jp
※(at-mark)を「@」に置き換えてください。
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