ELEP(イーレップ)とは?

ELEP

工学系日本人学生を、米国カリフォルニア州のサンノゼに短期間(2週間)派遣する留学プログラムです。工学研究院が独自で実施しているプログラムで、奨学金をはじめ様々なサポートを受ける事が出来ます。「これから留学してみたいけど何から始めたら良いのかわからない」「一人だと心配」「起業家精神に興味がある」「シリコンバレーについて知りたい」という方向けのプログラムです。留学後にはZero To Oneという仮想起業ワークショップを伊都キャンバスで実施します。

  • 募集期間:9~10月(応募方法の詳細は文末に掲載)※2024年度の募集は9月後半から開始します。
  • 実施期間:4週間(3月、留学は約2週間)
  • 派遣先:米国・カリフォルニア州・サンノゼ
  • 派遣人数:10人
  • 受入機関:サンノゼ州立大学 International Gateway
  • 4単位付与(派遣前講義+報告会あり)
  • 参加費用:90万円程度 ※奨学金や授業料補助があります。
    参加費に含まれるもの:航空券・授業料・ホームステイ代金(朝・夕食付)・海外旅行保険・ホームステイ先から大学までの交通費
    含まれないもの:昼食代金・携帯代金・その他個人観光費用
SJSU Student Union
SJSU Student Union
SSJSU Clock Tower
SSJSU Clock Tower

ELEPの目的は?

英語研修に加え、起業家やベンチャー・キャピタルの方々の講義、 シリコンバレーにある大学やハイテク企業等へのフィールドトリップに参加しながら、下記の目標達成を目指すプログラムです。
「工学系学生を対象に、シリコンバレーにおける英語及びアントレプレナーシップ研修を通じて、イノベーションを起こす、グローバルに活躍できる人材を養成すること」

プログラム内容は?

スケジュール例

Mon Tue Wed Thu Fri
Week 1 起業に関連する英語研修 / サンノゼ州立大学学生との交流授業
Week 2-3 フィールド・トリップ / 起業家等による講演
Week 4 ZTO(Zero To One Project)

起業に関連する英語研修

サンノゼ州立大学内にある英語研修機関のInternational Gatewaysで、起業やシリコンバレーについての英語研修を受けます。また4週目には、一人一人が英語でFinal Presentationを行い、優秀者が選出されます。

英語研修内容

ELEP 詳細
Exploring Silicon Valley シリコンバレーの歴史・文化・トレンドを学び、日本とアメリカのビジネス文化の違いを分析・比較し、ディベイトやプレゼンテーションを行う。
ELEP

起業家等による講演

ベンチャーキャピタルやシリコンバレーで働いている方から、生の声を聴き、シリコンバレーの成り立ちや、エコシステム、起業についての理解を深めます。

フィールドトリップ

スタンフォード大学・インキュベーションセンター・シリコンバレーの企業を実際に訪問し、企業内を見学すると共に、そこで働いている方から話を聴き、シリコンバレーのオープンな職場環境を垣間見ます。

Googleにて
Googleにて
Hewlett-Packard社にて
Hewlett-Packard社にて

今までの主なフィールド・トリップ先
Apple・Google・Hewlett-Packard・IBM・Nissan・LinkedInなど

ZTO(Zero To One)プログラム

ZTOとはデザイン思考のメソッドに基づいて、無(ZERO)から何か(ONE)を作り出し、問題を解決する力を伸ばす仮想起業プログラム。

ZTOの内容 詳細
①デザイン思考 Workshop デザイン思考の基本を理解し、デザイン思考5ステップ(共感・問題定義・創造・プロトタイプ・テスト)を体験する。
②仮想起業 グループごとに、ビジネスの種をみつけ、新たな商品やサービスを創造し、仮想ビジネスプランの構築を行い。最終日にはグループごとに全員の前で発表を行い、優秀グループを選出。
ZTO Workshopの様子
ZTO Workshopの様子
ZTO PresentationZTO Presentation

現地での交流

サンノゼ州立大学(SJSU)生との交流

SJSU学内のボーリング場にて

SJSU学内のボーリング場にて

-Conversation partner-
九大1~3名にSJSU生1名が付き、週1回程度の会話を楽しみます。会う時間や会う場所は、生同士で決める事が出来るため、一緒にランチに行ったり、休みの日に遊びに行ったりと自由時間を使って交流を深める事ができます。

SJSU日本文化クラスとの共同プロジェクト

ELEPSJSUで日本語や日本文化を学んでいる学生と一緒に授業を受けて、日本文化とアメリカ文化の違いなどを共有し発表します。日本の習慣や文化を現地学生に説明する事で、日本についての再発見があり、また日本文化を英語で説明する難しさを知ります。SJSUの学生とは一緒に課題を共有する事で交流も深まり、授業外に一緒に出かけたり、連絡先を交換して帰国後も交流が続いている学生も多いです。

ホストファミリーとの交流

ELEPでは、基本的に2名ずつ現地の家庭でホームステイをしてプログラム全期間を過ごします。他民族国家の米国で、特にカリフォルニア州では様々な国からの移民の方が暮らしています。毎日一緒に生活する中で、英語力はもちろんアメリカ文化の理解も深まります。最後のお別れの日には、本当の家族と別れるように悲しくなる学生もいます。

ELEP

自由時間の過ごし方

ELEPでは基本的に土日は自由時間になります。プログラム中1回だけ、ヨセミテ国立公園へのグループツアーを実施しますが、それはオプションとなっています。土日は、公共交通機関で行けるサンフランシスコ観光、遠出をしてロサンゼルス・シアトルなどに行く学生も多いです。土日の過ごし方は自分次第です。

参加学生の声

  • 世界的に有名なIT起業がひしめいているシリコンバレーに来ることで自分の専門分野に対してより一層熱意を持てた。現地でエンジニアとして働いている方の考えを聞くと、「自分はこのままではだめだ、変わらなくては。」と感化される。自分の将来について深く考える良いきっかけになった。
  • 自分の将来を考えたときに、普通に大学を卒業して、日本の大学院に進んであわよくばどこかの宇宙開発事業をやっている重工業系のメーカーに就職できればいいかなぐらいしか思いつかなかったが、今回このELEPに参加してみて、自分の将来の選択肢は一つじゃないと認識した。
  • 今までは海外に行くことや海外で働くことに関心ももっていなかったし、そもそも自分がそんなことできないだろうと思っていた。起業についても、1部のエリートだけが頑張るものだと思っていて、この研修でも起業の方法ではなく世界を見てみたいという理由だけで参加した。しかし、実際に研修が終わるといままで自分が見て考えていた世界とは違うもっと広くてすごい世界があるのだと知った。世界観ががらりと変わった。将来のことを考え、何事にも挑戦し続けていきたいと思う。

応募方法

ホームページからのオンライン申請となります。

オンライン申請よりアカウント登録(要九大学生メール)
送付メール内URLよりパスワードを使ってログイン
願書作成
顔写真、TOEFL(ITP可)・TOEIC等の公的な英語能力試験の結果通知の写真およびパスポート(写真がついてる見開き部分)の写真添付が必要。

問い合わせ先

窓口:工学系国際推進室 W4 2F 教務課内
Tel:092-802-3870
e-mail:eng-intl@jimu.kyushu-u.ac.jp