※2022年度はオンライン3週間・派遣2週間・学内対面ワークショップ1週間のハイブリット型で実施しました。
工学系日本人学生を、米国カリフォルニア州のサンノゼに短期間(5週間)派遣する留学プログラムです。工学研究院が独自で実施しているプログラムで、奨学金をはじめ様々なサポートを受ける事が出来ます。「これから留学してみたいけど何から始めたら良いのかわからない」「一人だと心配」「起業家精神に興味がある」「シリコンバレーについて知りたい」という方向けのプログラムです。
英語研修に加え、起業家やベンチャー・キャピタルの方々の講義、 シリコンバレーにある大学やハイテク企業等へのフィールドトリップに参加しながら、下記の目標達成を目指すプログラムです。
「工学系学生を対象に、シリコンバレーにおける英語及びアントレプレナーシップ研修を通じて、イノベーションを起こす、グローバルに活躍できる人材を養成すること」
スケジュール例
Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | |
Week 1-3 | プレゼンに特化した英語研修 / 起業家等による講演 | ||||
---|---|---|---|---|---|
Week 4 | プレゼンに特化した英語研修 / Final Presentation | ||||
Week 5 | フィールド・トリップ | ||||
Week 6 | ZTO(Zero To One Project) |
サンノゼ州立大学内にある英語研修機関のInternational Gatewaysで、月~木の午前中に英語を学びます。また4週目には、一人一人が英語でFinal Presentationを行い、優秀者が選出されます。
英語研修のクラス例
ELEP | 詳細 |
---|---|
Current Events and Discussion Skills | 現在話題となっているTopicや問題について学び、グループに分かれてディスカッションを行った。ディスカッション力・内容理解力と共に、自分の意見を発表する力を鍛える。 |
Clear Pronunciation | 日本人の不得意な発音r/l ・ b/v ・ f/h, th などの発音矯正。また音の強弱や単語間のリエゾン・英語を自然なイントネーションで話すことに重点をおいたクラス。講義中は早口言葉の練習や、自分の声を録音して発音チェック等を行う。 |
Effective Presentations | プレゼンテーションを効果的に行う際に必要な心構え・英語表現・プレゼン構成内容・話し方等を学び、実際に講義中にプレゼンテーションを数回行う。直接的な指導をネイティブスピーカーから受ける良い機会となると共にプレゼンテーションを行う際の自信を身につける事が出来る。 |
Exploring Silicon Valley | シリコンバレーの歴史・文化・トレンドを学び、日本とアメリカのビジネス文化の違いを分析・比較し、ディベイトやプレゼンテーションを行う。 |
ベンチャーキャピタルやシリコンバレーで働いている方から、生の声を聴き、シリコンバレーの成り立ちや、エコシステム、起業についての理解を深めます。
スタンフォード大学・インキュベーションセンター・シリコンバレーの企業を実際に訪問し、企業内を見学すると共に、そこで働いている方から話を聴き、シリコンバレーのオープンな職場環境を垣間見ます。
今までの主なフィールド・トリップ先
Apple・Google・Hewlett-Packard・IBM・Nissan・LinkedInなど
ZTOとはデザイン思考のメソッドに基づいて、無(ZERO)から何か(ONE)を作り出し、問題を解決する力を伸ばす仮想起業プログラム。
ZTOの内容 | 詳細 |
---|---|
①デザイン思考 Workshop | デザイン思考の基本を理解し、デザイン思考5ステップ(共感・問題定義・創造・プロトタイプ・テスト)を体験する。 |
②仮想起業 | グループごとに、ビジネスの種をみつけ、新たな商品やサービスを創造し、仮想ビジネスプランの構築を行い。最終日にはグループごとに全員の前で発表を行い、優秀グループを選出。 |
SJSU学内のボーリング場にて
-Conversation partner-
九大1~3名にSJSU生1名が付き、週1回程度の会話を楽しみます。会う時間や会う場所は、生同士で決める事が出来るため、一緒にランチに行ったり、休みの日に遊びに行ったりと自由時間を使って交流を深める事ができます。
SJSUで日本語や日本文化を学んでいる学生と一緒に授業を受けて、日本文化とアメリカ文化の違いなどを共有し発表します。日本の習慣や文化を現地学生に説明する事で、日本についての再発見があり、また日本文化を英語で説明する難しさを知ります。SJSUの学生とは一緒に課題を共有する事で交流も深まり、授業外に一緒に出かけたり、連絡先を交換して帰国後も交流が続いている学生も多いです。
ELEPでは、基本的に2名ずつ現地の家庭でホームステイをしてプログラム全期間を過ごします。他民族国家の米国で、特にカリフォルニア州では様々な国からの移民の方が暮らしています。毎日一緒に生活する中で、英語力はもちろんアメリカ文化の理解も深まります。最後のお別れの日には、本当の家族と別れるように悲しくなる学生もいます。
ELEPでは基本的に土日は自由時間になります。プログラム中1回だけ、ヨセミテ国立公園へのグループツアーを実施しますが、それはオプションとなっています。土日は、公共交通機関で行けるサンフランシスコ観光、遠出をしてロサンゼルス・シアトルなどに行く学生も多いです。土日の過ごし方は自分次第です。
ホームページからのオンライン申請となります。
窓口:工学系国際推進室 W4 2F 教務課内
Tel:092-802-3870
e-mail:eng-intl@jimu.kyushu-u.ac.jp