教授のヒトコト

航空宇宙工学科  髙橋 厚史教授

工学研究院
航空宇宙工学部門

髙橋 厚史教授

自身について語られる髙橋教授part1

自身について語られる髙橋教授part2

2019/07/31更新

何故学者になろうと思ったの?

就職活動をしたこともありましたが、会社勤めは自分の自由を売ってお金をもらうことだと気づきました。博士課程に進み、結果的に学者になっていました。

学歴や経歴は?

愛媛の高校を卒業し、東京大学で航空学を博士課程まで学びました。
その後、九大工学部に応用理学教室というものがあり、縁あって、講師として雇っていただいて以来ずっと九大で働いています。

どんな研究をしているの?

熱は目に見えないものです。ただ、現代社会においてはとても重要です。
例えば、スマホの発熱問題があります。スマホの性能がよくなると発熱量が増え、熱くなりすぎるとスマホの機能がストップしてしまいます。それはスマホが熱を逃がしきれなくて、部品が壊れるからです。宇宙空間の人工衛星はスマホに似ている部分が多くあって熱制御は重要な課題です。また、航空機のジェットエンジンをはじめ種々のエネルギー機器は温度が高くなればなるほど性能があがります。そこで、どうしたら熱をうまく逃し、安定した動作を保つことができるのかを考えるのが私の研究です。

おすすめの本は?

吉川英治の宮本武蔵や三国志等の歴史物です。

教授職のいいところは?

自由度と教育のやりがい!考えに考えて今の職業を選んだので、九大で教授をできている人生は100点満点です!

九大の好きなところ、いいところは?

ぜんぶ!悪いところはないです。

九大のお奨めスポットは?

高田保之先生に教わった農学部あたりの散歩コースです。初夏には蛍がみられることもありますよ!

他分野で最も興味がある分野は?

医学です。でも、もし、ゼロベースで工学が医学かを選ばなければいけないのであれば、やっぱり工学を選びます。それだけ、研究をしてきたわたしの人生は間違っていなかったと思います。

〜高校生へのメッセージ〜

九大も工学部も本当にいいところです!