工学研究院 海洋システム工学部門
古川 芳孝教授
船舶海洋性能工学実験棟は国内最大級
古川教授と船舶運動性能試験水槽
2019/09/18更新
修士修了後は造船会社に就職することを考えていましたが,指導教官から進学を勧められ、卒論・修論の研究にも面白さを感じていたため、博士後期課程への進学と研究者を目指すことについて考えるようになりました。
福岡県立門司高等学校を卒業し、九州大学工学部造船学科卒業、九州大学大学院工学研究科造船学専攻修士課程修了、九州大学大学院工学研究科造船学専攻博士後期課程を単位修得の上退学しました。その後、九州大学講師、助教授、准教授を経験し、2008年に教授になりました。途中、連合王国ニューカッスル大学に留学もしました。
船舶の操縦性能について主に研究しています。衝突や座礁を自動的に回避して航行する安全性の高い船舶を実現したいです。
限られた範囲の友人だけでなく、幅広い範囲の人と交流することです。自分の学生時代を振り返ると、他学科や学外の人と関わる機会をもっと持っておけばよかったと思うので、みなさんには是非いろいろな人と関わって視野を広げてほしいです。
基本的には自分がやりたい研究テーマを選んで研究ができるところです。
人間の判断ミスに基づく海難事故防止を目的とした自律航行船舶を実現するために重要な技術として、AI技術に興味があります。
教育を担当している地球環境工学科船舶海洋システム工学コースは1学年の学生数が少ないこともあり、コース全体の学生が参加する行事が多いこと、教員と学生との距離が近いこと、また、卒業年次に関係なく卒業生同士の繋がりが強いところが良いと思います。
伊都キャンパスのEN80棟(船舶海洋性能工学実験棟)です。高速回流水槽と船舶運動性能試験水槽という2種類の大型試験水槽を有する大学は九州大学だけです。やりたい実験が自由にできると思います!