教授のヒトコト

量子物理工学科  守田幸路教授

工学研究院
エネルギー量子工学部門

守田幸路教授

研究内容についてお話しされる守田教授

自身についてお話しされる守田教授

2021/04/26更新

何故学者になろうと思ったの?

学者になろうと思ったことはないのですが、研究できる仕事がいいなと思っていて、研究を続けるために結果的に学者になりました。

学歴や経歴は?

九大で修士課程まで学んだ後、国の研究機関に就職をしたのですが、社会人のまま九大で博士号をとる機会があり、その後九大に転職しました。転職後はドイツの研究所で1年間研究をする機会もありました。

どんな研究をしているの?

福島のような原子炉過酷事故(シビアアクシデント)を起こさないための次世代の原子力システムを研究しています。研究の成果は、次世代の原子炉システムにおける安全評価研究に反映され、国内外の研究開発機関と協力して実施する国際共同研究プロジェクトの一端も担っています。

この研究分野に興味を持ったきっかけは?

大学4年生の時にチェルノブイリの原発事故がありました。当時は東西冷戦の末期で事故の詳細がまだ分からない中、後に就職することになる国の研究機関が事故の解析をしたという報道を見て、興味を持ったのが最初です。

学生時代の自分は?

典型的な理系の「イモ九」だったと思います(笑)

おすすめの本は?

少し前ですが、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」と宮下奈都さんの「羊と鋼の森」は、楽しく読みました。

趣味は?

ソフトバンクホークスファンです! 息子が小さいころはDVDを見ながら応援も練習しました。日本シリーズは2年連続4連勝して、嬉しいけど残念ながら2年連続チケットの払い戻しをしました。息子の野球の試合があるときは観戦に出かけたり、大濠公園をウォーキングしたりしています。

福岡でおすすめのお店は?

伊都キャンパスの近くにある「一蘭の森」は、海外の方にも喜ばれます。

もし別の職業に就くなら?

(どう考えても夢でしかありませんが)プロ野球選手です!

〜高校生へのメッセージ〜

今はインターネットで簡単に答えや結果が見つかる効率的で便利な時代なのですが、物事を直感的に捉えがちな学生さんが多いように感じます。筋道を立てて物事を考え、結果を導き出す過程や方法を学ぶことが理系を目指す人には大事だと思います。