教授のヒトコト

地球資源システム工学科  島田 英樹 教授

地球資源システム工学部門

島田 英樹 教授

撮影時、島田研究室の留学生が故郷へ帰る前にご挨拶に来られました

島田教授ご愛用のウォーキングシャツと一緒に

2021/12/10更新

何故学者になろうと思ったの?

元々は実家の奈良に戻って高校の数学教師になりたかったのですが、今の研究室に入り、教員採用試験を受けようとしていた時に、長崎の池島炭鉱で1か月間実習に行くことになりました。そこで自然のダイナミックさを体感し、この研究の面白味に魅かれました。

どんな研究をしているの?

地下に埋まっている鉱産資源は、地上からトンネルを掘って採る方法(坑内掘り)や、地上から巨大な穴を作るように地上全体を掘削する方法(露天掘り)によって採られます。どちらの方法でも、岩盤を効率よく砕く方法や、掘った後に岩盤が崩れないようにしないといけません。さらに、露天掘りでは、地表の動植物などの自然生態系を壊してしまうことから、掘った後の環境修復が必要になります。このように、地下に埋まっている石炭や鉄鉱石などの鉱産資源を安全に採る研究を中心に行っています。

教授職のいいところは?

教授という立場になると、俯瞰して研究教育を大きな立場で動かせることができます。教授職と言ってもグループワークなので、研究室のみんなと同じ目的を持って協働して、成果が得られた時は嬉しいですね。この学科の先生たちは九大の学生時代から知っている人が多いので、信頼がおけるところもいいところです。

学生時代の自分は?

高校時代は芥川龍之介や太宰治などの文学小説や歴史物、山崎豊子などの本を読んでいました。部活は合唱部(テノール)だったので声が響くから、今も授業をする時や飲み会の時に店員さん呼ぶ時は役立ちます!大学時代も音楽はよく聴いていましたね。クラスメイトとカラオケに行ったりコンサートに行ったりしていました。松任谷由実が好きでした。

趣味や特技は?

音楽の編集をすることが大好きです。今でもオリコンランキングTOP10曲を毎週チェックしています。また、旅行が大好きで、学会やフィールドトリップなど飛行機や訪問先などの手配は自分で計画しています。研究室の同僚の先生からは、島田トラベルの社長と呼ばれています。

九大のおすすめスポットは?

野球場の上の丘は、福岡市内が一望できる大好きなスポットです。学会で発表する前や授業の前、研究に行き詰まってしまった時には、歩いて集中力を高めます。(※先生のお部屋から野球場まで往復4㎞はあります!)

休日やアフター5は何してる?

家族でウォーキングやトレッキングをしていて、今宿の叶嶽にはよく登ります。コロナの前はウォーキングやトレッキングの他にスイミングが入っていて西市民プールにはよく通っていました。以前は、研究室対抗で昼休みに大学のプールで泳いだりしていました。先日は、早良区の自宅から九大学研都市駅まで1時間15分で歩きました!

ストレス発散法は?

色々あったことをストレートに包み隠さず話をすることです。そうすることで、相手もどういうことで悩んでいるかわかってくれるし、自分の気持ちや考えも整理できます。アルコールは飲めませんが、甘い物が大好き好きなので、食べてストレスを解消していました(年齢的に最近はほどほどにしています)。

絶対経験しておいた方がいいことは?

1回は人生を失敗しましょう。どん底まで落ちてから見えてくるものや活力は本物です。一度自分が決めたらそれに対して精一杯頑張ること。それと友達を作ること!一人では何もできないということに気づくことですね。

福岡でおすすめの飲食店は?

西新は福岡の良いところが凝縮しています。食べ歩きや買い物には最適な場所だと思っています。鍋だったら「初喜」、ちょっとしたお刺身だったら「鷹勝」。

〜高校生へのメッセージ〜

自分が何になりたいか、目標が決まっていないという人は多いと思います。そんな人は是非大学に来て色んな勉強をして、自分の向き不向きを知ってください。