工学研究院 航空宇宙工学部門
工学府 航空宇宙工学専攻
工学部 航空宇宙工学科
航空宇宙分野では、軽量かつ高信頼性材料の開発が重要であるとともに、多様な環境下で活用可能な新奇な構造・機能材料の創出が不可欠です。材料工学における革新的な発想が航空宇宙研究の新たな潮流を生み出すことに繋がります。
本研究室では、「新奇な特性・機能」を有する材料に関する研究や、「材料・構造を融合したマルチスケールな視点」から航空宇宙構造の高性能化と環境負荷低減に貢献する先進材料開発に取り組んでいます。「柔軟機能材料のソフトロボティクス応用」、「超微細圧印加工技術を用いた表面微細パターニング」、「ナノ粉末を用いた微細加工プロセス技術」、「新奇材料の3Dプリント技術」、「先進材料設計による空力弾性テーラリング」、「ラティス構造を用いた材料特性の高自由度設計」、「メカニカルメタマテリアルによる構造振動抑制技術」など、多岐にわたる研究を推進しています。近年は「いきもの・生物」が獲得してきた優れた機能を抽出し、材料や構造設計に応用することも目指しています。
これらの研究では、新奇な材料に最適な加工プロセスの開発も不可欠であるため、材料開発から加工プロセスまでの一連の流れを工学的に探求しています。
甲虫翅を模倣した折り畳み翼の多目的最適設計
ラティス構造による翼模型の空力弾性テーラリング