工学研究院 応用化学部門
工学府 応用化学専攻
工学部 応用化学科
近年の高機能材料創製や高度集積化デバイスの構築において,材料の微小化や薄膜化に関する要請が急速に高まっています。材料が小さくなると,試料全体積に対する表面や界面の割合が著しく大きくなります。表面や界面ではその内部(バルク)の状態と比較してエネルギー状態が異なるため,その構造と物性はバルクと異なります。したがって,表面や界面の構造と物性を正確に理解し制御できれば,有機高分子材料の機能性を飛躍的に高めることが可能となります。私たちは,高分子材料において「観たい時空間スケールの構造・物性を選択的に取得する方法を開発」し,得られた知見を物理化学的に考察することで,「構造材料からデバイス創製まで」を達成すべく研究を行っています。
固体上のポリメタクリル酸メチル鎖