工学研究院 応用化学部門
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地球温暖化とそれに伴う気候変動など、現在、環境やエネルギーに関して様々な課題が山積しています。我々の研究室では、「ユビキタス(ubiquitous)」という視点から、材料化学が社会貢献できる、新しい材料の開発を行っています。このユビキタスは「いつでもどこでも存在すること」をあらわす言葉です。この地球には、どこでも存在するものがたくさんあります。大気中の二酸化炭素や、空から降り注ぐ光は、地球上のどこでも入手可能です。そしてこれらは、炭素源・エネルギー源として、大きなポテンシャルを持っています。我々は、「ナノ」をキーワードとし、分子レベルからナノサイズでサイズ・構造が設計されたナノ材料を開発し、このユビキタスな物質・エネルギーの有効活用に向けた、カーボンニュートラル化学という新しい領域の開拓を目指しています。
藤川 茂紀 教授 /セリャンチン・ロマン 准教授