研究室紹介

流体プロセス工学研究室

工学研究院 化学工学部門

工学府 化学工学専攻

工学部 化学工学科

高温かつ高活性である熱プラズマを上手に利用することにより,新しい材料を合成することも,有害廃棄物を処理することもできます。このようなプロセシングにおいて,プラズマ中の未知の現象を解明し,新しい手法を開発しています。
(1) 熱プラズマによるナノ粒子製造に関する研究として,酸化物ナノ粒子,窒化物ナノ粒子,ホウ化物ナノ粒子を効率よく生成し,ナノ粒子の粒径を制御する方法や立方晶窒化ホウ素の作製法などを開発してきました。現在は,スマートフォンなどに使われているリチウムイオン電池の電極の材料となる酸化物やシリコンのナノ粒子の合成方法について開発を進めています。
(2) 1万℃の熱プラズマに化学的な特性を加えた廃棄物処理に挑戦しています。特に水プラズマによる廃棄物処理の研究を行っています。
(3)月資源利用技術の開発を目的として,月面における月土壌の水素還元による水製造加熱反応炉およびその製造プロセスの開発を行っています。
月面での活動に必要な水は酸素の製造を目的として,水素還元反応における反応工学的研究を行っています。

プラズマ化学による廃棄物処理と材料合成への挑戦

所属教員

渡邉 隆行 教授 /田中 学 助教

主な研究テーマ

  • 熱プラズマによるナノ粒子合成
  • 熱プラズマによる廃棄物処理
  • 多相交流アークの物理現象の解明
  • 月資源利用技術の開発
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