研究室紹介

プロセスシステム工学研究室

工学研究院 化学工学部門

工学府 化学工学専攻

工学部 化学工学科

本研究室では,環境に優しく安全な化学プロセスの設計と運転を支援するためにコンピュータを活用したシステムの開発を行っている。(1)プロセス設計:マルチエージェントシステムを用いて多目的・多主体意思決定機構を構築し,エネルギーコストと装置コストとの間のトレードオフ問題に適用して省エネルギー型化学プロセスの設計支援を目指している。(2)運転管理:プラント内で異常が発生したときのオペレータの意志決定支援を目的として,化学プラント内の因果関係を表現する符号付有向グラフ(SDG)を用いた異常診断システムを開発している。一方,正常運転中に測定器の測定誤差を推定するシステムも開発している。(3)安全性評価:HAZOPのような安全性評価手法を利用するときの支援を目的として,SDGの概念を利用した異常伝搬経路探索システムを開発している。

所属教員

柘植 義文 教授 /井上 元 准教授 /木村 直樹 助教

主な研究テーマ

  • 化学プラントの異常診断システムに関する研究
  • 化学プラントの運転管理と安全管理に関する研究
  • 流量計の故障診断システムに関する研究
  • 省エネルギー化のためのプロセス設計支援システム
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