工学研究院 社会基盤部門
工学府 土木工学専攻
工学部 土木工学科
建設材料システム工学研究室では,私たちの生活・経済活動を支えるインフラを構成する材料の一つであるコンクリートを主な研究対象としています。安全で耐久性に富み,自然環境と調和したコンクリート構造物を建設するため,材料の耐久性の評価やリサイクル方法について研究しています。また,これまでに建設された既存の構造物を長寿命化させるため,構造物の健全度を診断する技術,補修効果の定量化手法などに関する研究テーマについて取り組んでいます。
名島橋(福岡市東区)。江戸時代から明治時代のはじめまでは、洪水のたびに流される木の仮橋や、渡し船で多々良川を渡っていた。1930(昭和5)年、福岡に代表する橋がほしい、として、地域の人々の思いを胸に、名島橋の建設が始まり、1933(昭和8年)に完成した。耐震性に優れたアーチで、横面は白く輝く御影石で覆われ、優美な姿である。約90年前に建設された橋は、補修や地域住民による清掃活動を行いながら、福岡の人・モノの流れを支えている。