附属アジア防災研究センター
工学府 土木工学専攻
工学部 土木工学科
本研究室の最大の目標は、災害が発生する前にその規模を予測し、人災をなくすための支援を行うことです。
水・土・風といった自然のしくみを理解するとともに、災害に潜む不確実な現象を数量化するため、「数理」という学問を武器に、災害に立ち向かう新しい研究分野「災害数理」を開拓しています。さらに、予測された仮想空間上の災害状況を、VR/ARなどのデジタルツイン技術を用いて可視化し、防災計画の立案や避難訓練に活用できるツールとして社会に還元しています。
この研究を実現するためには、構造・地盤・水理といった従来の土木工学の個別分野にとどまらず、複数の分野を横断するマルチフィジックス解析が不可欠です。また、災害発生までの限られたリードタイムの中で被害規模を予見するため、数値解析に加えて機械学習を用いた高速計算技術の開発にも取り組んでいます。さらに、解析対象は都市全体に及ぶため、スーパーコンピュータを用いた大規模計算を行うなど、学際的かつ先端的な研究分野です。

2016年熊本地震時の斜面崩壊の再現解析

VRと歩行コントローラを使ったデジタルツイン避難訓練