研究室紹介

資源開発工学研究室

工学研究院 地球資源システム工学部門

工学府 地球資源システム工学専攻

工学部 地球資源システム工学科

資源開発工学研究室では、地下炭化水素資源を安全にかつ経済的に生産するための最適な生産システムと、二酸化炭素の分離・回収・地中貯留の研究に取り組んでいます。 従来の技術では地下から回収できずに取り残されてしまう原油を、CO2、ケミカル、ナノ粒子/バブルならびに微生物などを用いて、低コストで環境に負荷をかけずに増進回収する技術を研究しています。また、資源として期待されながら商業生産には至っていないメタンハイドレート、コールベッドメタンならびにシェールオイル/ガスなどの生産技術も研究しています。さらに、取り残し原油を地下で燃焼させて水と反応させることにより地下で水素を生成し、地上に生産する地下原位置水素製造プロセスの確立を目指した研究にも取り組んでいます。これらの資源生産技術のみならず、地球環境を考慮し、化石燃料を利用した際に発生するCO2の分離・回収技術の研究や、それを地下に貯留する技術、さらには地下に貯留したCO2を地下に生息するメタン菌などを活性化させ、バイオメタネーションにより再びメタンとして資源化する技術についても研究しています。

油田での試料採取

CO2と原油の混和状態

所属教員

菅井 裕一 教授 /Ronald Nguele 助教 /江﨑丈裕 助教

主な研究テーマ

  • 〇CO2、ケミカル、ナノ粒子/バブルならびに微生物を用いた石油増進回収技術
  • 〇CO2の分離・回収・地中貯留技術
  • 〇地下原位置における取り残し石油の水素化技術
  • 〇地中貯留したCO2の地下原位置におけるバイオメタネーション技術
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