研究室紹介

文字列学研究室

システム情報科学研究院 情報学部門

システム情報科学府 情報理工学専攻

工学部 電気情報工学科

本研究室では,テキスト,時系列,数列,ラベル付き木・グラフ,2次元列などの,いわゆるシーケンシャルなデータを「文字列」と総称し,文字列データを超高速かつ省領域に処理するアルゴリズムの理論研究を行っています。KMP法,接尾辞木,LZ圧縮法などの基礎的アルゴリズムが提案された1970年代から今日まで,文字列を対象としたアルゴリズムは,理論計算機科学の最重要分野の1つであり続けています。実世界においても,文字列アルゴリズムは,情報検索やデータ圧縮のコア技術として幅広く採用され,また近年盛んな競技プログラミングにおいても,文字列処理に関する課題が頻出するなど,注目を集めています。我々は,文字列の数理的性質を探求する「文字列組合せ論」と,最先端の「アルゴリズム・データ構造」技術を融合させることによって,大規模シーケンシャルデータの効率的処理を実現します。

所属教員

稲永 俊介 教授 /中島 祐人 助教

主な研究テーマ

  • アルゴリズム
  • データ構造
  • 文字列圧縮
  • 文字列組合せ論
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