研究室紹介

高周波集積回路・マイクロ波通信デバイス研究室

システム情報科学研究院 情報エレクトロニクス部門

システム情報科学府 電気電子工学専攻

工学部 電気情報工学科

携帯、無線LAN、衛星、光通信を利用したIoT(Internet of Thingt)の時代が到来しました。「いつも・どこでもつながる世界」を実現するには、小型で低消費な送受信器が必要です。当研究室では、分布定数線路(※)により小型化・一体化された低雑音増幅器(LNA, Low noise amplifier)、ミキサ回路、電圧制御発信器(VCO, Voltage Controlled Oscillator)を開発しています。また、デジタル/アナログ変換回路・アナログ/デジタル変換回路の開発も行っています。これらは無線通信用LSIとよばれます。さらに、無線通信には無くてはならないアンテナの小型化設計も行っています。また、ターゲットを追尾可能なフェイズドアレイアンテナや、空間に存在する電磁波を収穫して直流電源に変換する無線エネルギーハーベスティング回路の研究も行っています。バッテリレス腹腔鏡医療用クリップや、無給電インプラント温度センサなどへの医療応用を目指しています。
(※)整合回路:電気信号の反射損失を防ぎ最大電力を取り出すために必要不可欠な回路

なお、本研究室では、協力講座として日本エジプト科学技術連携センター教育連携部門の吉富邦明教授にもご参加いただいています。

所属教員

金谷 晴一 教授

主な研究テーマ

  • 単方向平面アレイアンテナに関する研究
  • 無線エネルギーハーベスティング回路に関する研究
  • 無線通信用CMOSフロントエンドの開発
  • テラヘルツオンチップアンテナの開発
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