研究室紹介

静電気応用研究室

システム情報科学研究院 電気システム工学部門

システム情報科学府 電気電子工学専攻

工学部 電気情報工学科

静電気工学は電磁気発展の学術的基盤となった歴史の古い学問分野ですが,現在でも様々な分野に応用されています。例えば,大電力輸送を支える高電圧送電技術,インクジェットプリンタ,環境汚染ガス浄化装置,オゾナイザなどその実用的価値は大変大きいものがあります。近年では,バイオテクノロジーやナノテクノロジーにおいて,細胞やカーボンナノチューブなどの微小な物質を精度良く操作するための技術として注目を集めています。我々の研究室では,このように「古くて新しい」静電気工学や高電圧パルスパワー工学に関する研究開発に取り組んでいます。最近は特にこれら技術のバイオテクノロジー,ナノテクノロジーへの応用を指向した研究テーマを重視しており,誘電泳動やマイクロプラズマを利用したナノ物質の操作,改質,そして Bio-MEMS デバイス構築への応用を目指しています。

所属教員

末廣 純也 教授 /中野 道彦 准教授 /稲葉 優文 助教

主な研究テーマ

  • 誘電泳動などの電気動力学現象を利用したマイクロ/ナノサイズ粒子(半導体ナノ粒子、カーボン・ナノチューブ、細菌・ウイルス等)の操作・配列
  • 誘電泳動を用いた電力機器診断や大気環境測定のための半導体ナノ粒子化学センサーの作製
  • 誘電泳動インピーダンス計測法による簡便な微生物・ウイルス検出
  • 大面積静電配向ナノコンポジットフィルムの作製
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