研究室紹介

グリーンパワーエレクトロニクス回路研究室

システム情報科学研究院 電気システム工学部門

システム情報科学府 電気電子工学専攻

工学部 電気情報工学科

今日の社会では,電気エネルギーを活用することにより,便利で高度な生活を営むことができています。この流れは今後ますます進み,電力の需要もますます高まることが予想されます。一方,地球温暖化や化石燃料枯渇などの環境問題から,省エネルギー化と再生可能エネルギーの利用促進が強く求められています。我々の研究室では,これらの課題について,スイッチング電源の回路とシステムの観点から取組んでいます。スイッチング電源とは,電力用半導体素子を数百kHz~数MHzの高周波数でスイッチングすることにより、エネルギーの流れを制御する,省エネルギー形の電力変換器です。最近は,殆どの電子機器の電源部に,スイッチング電源が用いられています。我々は、スイッチング電源の回路やシステムを進化させ、高効率化・高性能化することによって,省エネルギー化を推進し,環境にも優しい未来社会を創ることに貢献しています。

所属教員

庄山 正仁 教授 /野下 裕市 助教

主な研究テーマ

  • 回路技術の研究:小形化・高効率化・低ノイズ化,ソフトスイッチング技術,LLC共振形コンバータ,双方向DC-DCコンバータ,新半導体デバイス(SiC,GaN)の適用技術
  • 制御技術の研究:ディジタル制御,安定化技術,高速応答化技術,双方向電力制御
  • EMCの研究:ブリッジレスPFC回路・モータ駆動回路・パワーコンディショナ回路の低ノイズ化
  • 応用システムの研究:再生可能エネルギーシステム,プラグアンドプレイが可能な次世代直流給電システム,マルチレベル仮想導体による自動パワールーティング,HEMS,BEMS,電子機器のパワーマネジメント,携帯電子機器用電源,照明用電源
« 戻る