システム情報科学研究院 情報エレクトロニクス部門
システム情報科学府 電気電子工学専攻
工学部 電気情報工学科
本研究室では将来のネットワークサービスの多様化に対応できる仮想化ネットワークの実現に向けて、柔軟に性能のバランスを変更できる光送受信器の実現を目指した研究を行っています。時間・波長・サブキャリアなどの多重化パラメータの可変化技術を適用し、伝送容量に加えて消費電力や信号処理遅延などを高度に最適化可能な光トランシーバ用集積回路の実現を目指しています。
更に光アクセスサービスへの適用においては、光の間欠(バースト)伝送技術が適用されているため、瞬時応答性能を劣化させることなく柔軟化する新しい回路構成を検討しています。また、アクセス固有のニーズである「ユーザ間の公平性」を維持しつつ、トラフィックの状況に応じて総帯域の最大化と消費電力の最小化を柔軟に選択可能な回路構成の検討も行っています。
木村 俊二 教授