研究室紹介

システム計画学研究室

工学研究院 海洋システム工学部門

工学府 船舶海洋工学専攻

工学部 船舶海洋工学科

本研究室は,海洋システム工学分野において提案される様々な計画案のフィージビリティ・スタディに基づいて,システム計画学の方法論を確立することを目指している。そのアプローチとして,システム理論と最適化をベースとし,人工知能の技術・情報技術(IT)・ロボット技術を用いた船舶海洋分野における計画・作業支援システムの構築を行っている。船舶は受注生産であるため,自動車のように大量生産を行う製造工程が存在しないため組立工程のロボット化が難しい問題がある。そこで私たちは最新のITやロボット技術による作業支援や自動化を模索している。設計作業については3D-CADの導入が進み,作業効率が大幅に向上したものの,作業自体はベテラン技術者の技能や経験に大きく依存している。私たちはそれら設計問題を最適化問題として定式化を行い,ベテラン技術者による設計作業を最適化理論の立場から理解した上で,最適化手法や人工知能を組み合わせた設計支援や設計作業の自動化に取り組んでいる。さらに,今後我が国が排他的経済水域に眠る海底鉱物資源を利用していく時代に備え,海底で作業を行うのに適したロボットシステムの検討を行っている。

国土政策・防災学研究室

配管自動設計の例

所属教員

木村 元 教授

主な研究テーマ

  • インテリジェント設計支援:配管自動設計システムの開発
  • IT利用による造船工程の作業支援・スケジューリング
  • 造船所および船舶の情報化・知能化
  • 完全自動海底作業ロボットのフィージビリティスタディ
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