工学研究院 材料工学部門
工学府 材料工学専攻
工学部 材料工学科
自動車や航空機、建築物など、私たちの身の回りにあるモノはすべて材料でできています。材料は使っているうちに劣化し、いずれは壊れます。それは言い換えれば、材料に力や熱などがかかることによって、わずかな変形が起こり、それがしだいに大きくなって破壊に至る、ということです。
このような「変形-破壊」が起こるとき、材料の内部で何が起こっているのか。
この動きを科学的に明らかにすることが私たちの研究テーマです。破壊のメカニズムを明らかにすることは、「安全な」「壊れにくい」材料を開発するために役立つ、重要な指針になるのです。
具体的には、材料を色々な条件で変形・破壊させ、その時に得られる情報から材料内部で起きている現象を理解しようと試みています。液体窒素温度(-196℃)から1200℃までの色々な温度で力学試験を行っています。