研究室紹介

結晶塑性学研究室

工学研究院 材料工学部門

工学府 材料工学専攻

工学部 材料工学科

室温で自由に形を変えることができる(体心立方)金属も低温ではそのしなやかさを失い,大変脆くなります。この現象はタイタニック号沈没の原因の一つとも言われ,そのメカニズムを明らかにすることは,船やビルなどに使われている材料を安心して使うために大変重要です。我々の研究室では,-270℃〜1200℃と言う極限からの広い温度域で材料の変形・破壊実験を行っています。また,世界最先端の電子顕微鏡法を駆使して,変形が起こる際の原子の空間的なズレを3次元で解析しています。

一般的に硬い材料は脆く,軟らかい材料はしなやかさがあります(例えばガラスは硬くて脆く,スポンジは軟らかくてしなやかです)。単独では強くて脆い金属材料もしなやかな材料と複合させる事で,相反する性質である「強さとしなやかさ」を同時に持たせることが可能です。我々は,幅が髪の毛の1/1000程しかない微細なマークを試料に描画した後にその試料を変形させ,変形の様子を詳細に追跡しています。

結晶塑性学

所属教員

田中 將己 教授 /山﨑 重人 准教授 /森川 龍哉 助教

主な研究テーマ

  • 携帯電話やコンピューターで用いられるシリコン基盤の変形挙動解析
  • 航空機等で用いられるTi合金の疲労亀裂進展挙動解析
  • 大型構造物用材料における低温脆化メカニズムの解明
  • 自動車用材料における変形ミクロ解析
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