研究室紹介

流体設計研究室

工学研究院 機械工学部門

工学府 機械工学専攻

工学部 機械工学科

自動車・航空機・エンジン・発電機など,流体から力やエネルギーを得て作動する流体機械は,私たちの日頃の生活を豊かにしてくれます.流体機械を設計する上で,力やエネルギーを産み出す流体現象の解明が必要不可欠となります.しかし,流体力学は非線形偏微分方程式の系「Navier-Stokes方程式」に支配される,非常に難解な学問です.そこで当研究室では,スーパーコンピュータを用いた数値計算や光学計測を用いた実験を通して,渦・衝撃波・音など,流体機械の特性の鍵を握る流体現象を詳細に解明する研究に取り組んでいます.さらに,流体機械を設計する際には,様々な設計候補を挙げて検討し,それらの中から設計要求に応えられるものを探し出す必要があります.従来,この作業は設計者の知識・経験・勘を頼りに行われてきましたが,設計問題が大規模化および複雑化するに従い困難になります. そこで当研究室では,数理科学・データ科学に基づく最適化により,設計者の技量に依ることなく,革新的な流体機械を創出する研究に取り組んでいます.以上の研究を通じて,当研究室は流体機械をはじめとした,多種多様な工学機械の「ものづくり」に貢献することを目指しています.

ガスタービンの内部流動

所属教員

下山 幸治 教授 /森 英男 准教授 /草野 和也 助教

主な研究テーマ

  • 流体機械のデータ駆動型・データ情報基盤型設計
  • 流動場の可視化計測技術の開発と応用
  • 空力騒音の数値解析と制御に関する研究
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