工学研究院 機械工学部門
工学府 水素エネルギーシステム専攻
工学部 機械工学科
水素エネルギー社会を構成する水素機器には,水素ガスをシールするためのゴムや樹脂材料が使用されています。高圧水素ガスへの曝露や水素ガスの加減圧に伴うOリングなど水素シール材の破壊が懸念されています。
当研究室では,高圧水素雰囲気に曝露したゴム・樹脂材料の水素ガスによる破壊現象の解明を進めています。材料中への水素溶解挙動を昇温ガス脱離分析や核磁気共鳴法を用いて調べ,材料の破壊挙動との関係を検討しています。さらに,破壊挙動と使用環境,材料組成や分子構造との相関を検討し,耐水素特性に優れた材料開発指針の確立を目指しています。
高圧水素ガスシール用 Oリングゴム材料のブリスタ破壊
西村 伸 教授