工学研究院 機械工学部門
工学府 機械工学専攻
工学部 機械工学科
振動は機械の性能や品質,安全性に影響する重要な現象です。そのため,振動の効果的な分析と対策,有効利用が各所で求められています。また,構造物を外部から揺らしたときの振動や,機械自身が発する振動を分析して構造物や機械の状態診断を行うことも産業上重要なテーマです。当研究室では,1) 機械の性能・品質を向上させるための効果的な振動分析技術の開発,2) 振動の抑制や振動発電への応用が期待される自動共振同調機構に関する研究,3) 物体内を通過する超音波の位相情報に着目した異常診断技術の開発,4) 超音波をはじめとする振動を利用した非破壊検査と計測,5) 非線形振動の一種である自己同期現象を利用した効率的な機械システムの解析法および設計法の開発,ならびに6) 時変パラメータを有する非線形搬送システムのオープンループ制御法に関する研究を行っています。対象は機械構造に限定することなく,生体,食品等も視野に入れ幅広い分野で研究を拡張するとともに,企業との連携も積極的に行っています。