研究室紹介

量子線物性工学研究室

工学研究院 エネルギー量子工学部門

工学府 量子物理工学専攻

工学部 量子物理工学科

合金やセラミック化合物などの固体に放射線が照射されると,局所的に高い密度の工ネルギーが付与されて,格子欠陥が形成されます。本研究グループでは,照射誘起格子欠陥の形成過程・安定性,ならびに相転移(株序ー無秩序相転移)などの微細構造変化を原子レベルで理解するための基礎的研究を九州大学超高圧電子顕微鏡室の超高圧電子顕微鏡を始めとする電子顕微鏡を駆使した電子回折・電子顕微鏡観察・分析実験および,統計熱力学的な理論との両面から行っています。これらの研究は,放射線照射に対して優れた耐性を有する原子炉・核融合炉材料の開発に関する基礎的な知見を与えるものとなります。

九州大学伊都キャンパスに 設置された超高圧電子顕微鏡 (JEM-1300NEF)

所属教員

松村 晶 教授 /村上 恭和 教授 /安田 和弘 准教授 /麻生 亮太郎 准教授 /吉岡 聰 助教

主な研究テーマ

  • 金属およびセラミックスの照射損傷機構と照射誘起相転移に関する研究
  • 高温超伝導体および絶縁性材料の電気的・磁気的性質に及ぼす照射効果
  • 電子分光型電子顕微鏡法の開発と材料の微細構造解析への応用
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