研究室紹介

物性物理学研究室

工学研究院 エネルギー量子工学部門

工学府 量子物理工学専攻

工学部 量子物理工学科

固体や液体など多数の原子や電子で構成された系(凝縮系)の平均粒子間距離は,数オングストローム程度と非常に小さい。このような凝縮系を低温に冷却するとド・ブロイ波長が平均的な粒子間隔に比べ長くなるため顕著な量子現象が見られる。我々の研究室では強相関物質,量子スピン磁性体,原子サイズ細線などに注目し,これらを数十ミリケルビンの低温まで冷却し,そこで観測される量子現象について研究している。

カンタムデザイン社製のSQUID磁束計。自作3He冷凍装置を組み合わせることで最低温度T〜500mKから,最大磁場H=7Tまでの精密磁化測定が可能である。

所属教員

田中 悟 教授 /河江 達也 准教授 /ビシコフスキー アントン 助教

主な研究テーマ

  • 強相関物質における量子多体効果
  • 原子サイズワイヤにおける量子伝導現象
  • 量子スピン物質における巨視的多体効果
  • 多重極限環境下における物性測定法の開発
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