研究室紹介

実世界情報ロボティクス研究室

システム情報科学研究院 情報知能工学部門

システム情報科学府 情報理工学専攻

工学部 電気情報工学科

ヒトの身体には200 以上の筋が存在しており,我々は無意識にそれらの筋を巧みに制御し,様々な運動を実現することができます。その一方で加齢や疾患によって,運動は障害されてしまいます。本研究室では生体情報処理,運動制御,センサ工学,AI,IoT,メカトロニクスなどの知見をもとに,ヒトの運動機能の障害や衰えを改善するための研究に取り組んでいます。特に片麻痺患者やパーキンソン病,脳性麻痺児などの運動障害をもつ人や身体機能の弱った後期高齢者を対象に,身体運動や力,筋活動の計測などを通じてヒトがそもそも筋肉や身体をどのように動かしているのかという運動制御の面から運動疾患の原因を理解することを目指しています。またこれらの基礎的な研究をもとにリハビリテーションや日常生活動作を補助する支援機器の開発や,遠隔地などにおいてもより簡便にかつ経時的に運動機能を診断することができるデバイスの開発を行っています。

所属教員

安 琪 准教授

主な研究テーマ

  • ヒトの病態の理解と診断手法の確立
  • 運動機能を推定するIoT福祉用具の開発
  • 神経系の改善に寄与するリハビリ支援機器の開発
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